学校不適応

特別支援教室の充実に向けて

特別支援教室とは何か

 

ここ数年の間、大きく特別支援教育が変化しています。

その中でも、「特別支援教室」がスタートしたこと、これが1番の変化だと考えています

全国的にモデル事業(現場のニーズを把握したり、工夫を検討したりする)を行い、

東京都では、平成28年度より順次(少しずつ整備され)スタートしています。

 

東京都の説明はこちらから

 

私は制度的な変化というよりも、

現場の1つの声としてまとめました

(地域によって大きく異なるため、参考程度にご理解のほどよろしくお願い申し上げます)

 

変わったことその1

拠点校から教員が派遣される

これまで子どもが指導を受けるために

学校まで通っていたのが、

先生がそれぞれの学校に

来てくれるようになりました

これは保護者の送迎が必要な年齢のケースでは、

とても大きなメリットがあり、子どもの負担も減ります

 

一方で、デメリットもあります

それは別のお部屋で勉強していることについて

・サボっている

・遊んでいる

そんな風に陰口を受けることがあります

もちろんそんなことが起きないようにしますが、

特別扱いされていることにヤキモチをやく子どもは少なからずいま

これは、通級指導教室の場合でもあることでしたが、

学校内にそのお部屋があることで、

そのお部屋に魅力を感じている子どもが

自分が利用できないと感じた時に、ずるいと感じることがあります

変わったことその2

特別支援教室専門員という名前の先生が配置される

専門員の先生の職務は、

該当する児童生徒の行動観察や指導記録、教材の作成です

この指導記録の作成はとても大きなメリットがあります

指導に熱心になればなるほど、

客観視できないことも記録にまとまることができますし、

普段の子どもたちの様子と、

特別支援教室での様子をきちんと比較できるようになります

 

しかし

これまで学校の中で支援をしていた

・介助員

・支援員

といった先生との職務と似ているところもあります

目的の浸透が曖昧ですと、何でも屋さんになりがちです

変わったことその3

巡回指導に

臨床発達心理士、特別支援教育士、学校心理士などの資格を持った方々が担当されること

臨床心理士がどちらかというと弱い、

細やかな発達の側面やスタディスキルの見立て、

習熟度別の授業の仕方、教材作成などについて、ご助言くださいます

 

これはとても魅力的なことです

具体的な子どもへの指導の選択肢は多ければ多いほど、よいのですから。

多いということは、子どもが学び方を選べる、ということなのです

 

現場の声の中で、悩ましいことの1つに

特別支援に関わる先生が増えて、

どの子にどんなことを相談したら良いのか、悩む…ということがでてきました

 

基本的には、管理職の方や校内の会議で決まっていくことになりますが、

保護者からすると、多くの情報ばかりで、

結局どこに相談したらよいのか、分かりづらい、そんな声も多く伺います

 

大切なこと

 

「発達障害かもしれない??」と心配になられた

 

保護者の方は

専門機関はどこに?

病院は何科に行けばよい?

 

と、戸惑われることが多いでしょう

 

まずは、学校の先生・スクールカウンセラーに相談することを

 

お勧めしたいと思います

 

集団の中でどのような様子なのか?がとても

大切になってくるからです

 

仮に病院や専門機関を利用しても

 

いわゆる診断名がつくために必要な検査などは

 

学校と情報交換していく必要があります

 

この記事が保護者様のほんの少しの勇気になりますように・・

 

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届けたいこと

 

 

唯一無二の「自分」に出会う

一生懸命生きてきたはずなのに、ふと無力感に追われる・・

こんなになんで忙しいんだろう?と疑問に思う・・・

 

教育の現場で長く働いていると、そういう気持ちを持つ<先生>に出会うことがありました

また、子育てに悩む保護者の方々が、”自分らしい人生”を送れていないことにも気づきました

 

専門知識を深めて、仕事にも自分の人生を豊かにすることにもつながるための

講座と相談をcandrika promovel では広げています

 

臨床心理士・公認心理師・ヨガ講師(RYT500およびキッズヨガ 、MBSR、アンガーマネジメントなど多数の研修資格を取得)の太田千瑞が

自由自在に生き抜く方法を皆様へお届けします