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起立性調節障害への配慮を考える①

起立性調節障害の子どもへの支援

 

 

朝になると起きられない

 

午後になると元気になる

 

 

朝起きてすぐに頭痛を訴える

お子様がこのような状況でしたら、

 

「起立性調節障害」という視点を持つことが1つの対処方法になり得るかもしれません

 

起立性調整障害とは

 

起立性調節障害とは、自律神経障害の1つです

 

「起立性調節障害」とは (専門家向け)

 

朝、起きられないという症状は、

不登校の原因ともなりがちなこの症状・・・

一体、どういう症状があるのでしょうか?

 

 

「起立調節障害」のサブタイプ

 

起立調節障害とは、先にも述べたとおり

自律神経のアンバランスさによって

起きてしまうものです

 

立ちくらみやめまい

起立時の気分不良や失神

入浴時や嫌な事で気分不良

動機や息切れ

朝なかなか起きられず午前中調子が悪い

顔色が青白い

食欲不振

腹痛

倦怠感

頭痛

乗り物酔い

 

症状3つ以上+サブタイプのいずれかに合致する場合に診断される>

(起立性調節障害のホームページ 参照のこと)

 

特に思春期に起こりやすく、

 

その罹患率は5〜10%とされ、1クラス単位で計算すると

多くて4人もいるということになります

 

また、支援を考えるにあたり、

大切なことは、お子様がどのサブタイプであるか、ということを

知る必要があります。

 

サブタイプとは、次の通りです。

 

①起立直後性低血圧

②体位性頻脈症候群

③神経調節性失神

④遅延性起立性低血圧

 

小児科医の先生に伺ったところ、

この「神経調節性失神」は、中でも配慮が必要で、

1番気をつけるタイプであるということでした

神経調節性失神」については、さらに

以下の症状が含まれます。

血管迷走神経性失神、状況失神、頸動脈洞症候群

この血管迷走神経性失神について、細かく説明します。

 

血管迷走神経性失神の改善について

 

<症状について>

まず、血管迷走神経反射とはどのような失神なのでしょうか

 

※血管迷走神経反射とは:

神経の調節が、上手くいかないために脳の血流が不足して起こる失神です。

副交感神経と交感神経の働くバランスが崩れることが原因で、

起こると目の前が暗くなって一時的に意識を失います。

健康な人にも起こることがあり、必ずしも病気だとは限らず、

長時間立っている状況や発熱、入浴後などに起こることが多いです。

症状や状況から診断されることが多く、検査を必要とすることは多くはありません。

基本的には経過観察を行い、脱水を起こしているときには水分を摂取します。

失神がたびたび起こる場合には、薬物療法を行うことがありますが多くはありません。

神経調節性失神の診療は内科や神経内科、脳神経外科で行われます。

 

<MEDLEYより引用>

 

<改善について>

 

全校朝会で倒れてしまう児童生徒もこちらの症状であることが多いです。

さて、予防や改善にはどのようなことが考えらえるでしょうか。

 

①誘発する条件(長時間立位で過ごすこと、激しい運動、脱水、高温)を避けること

②水分と塩分を1日のうち適量摂取する

③前兆があったら手足に力を入れる、横になるなどケアを行う

④起立調節訓練法(チルトトレーニング)を行う

 

生活リズムを作っていくための”体”トレーニングが

大切になっていきます。

次の項で、トレーニングについて触れます。

 

起立調節訓練法(チルトトレーニング)について

 

毎日、壁にもたれて、10-30分立つ訓練をする方法です。

最初は5分程度から始めます。

 

 

(参考)

失神.jp

 

症状がひどい時は、立ち上がって脈拍が早くなる、

座り込みたい気持ちになる場合もあります。

無理はさせないようにしましょう。

 

起立性調節障害の支援の3つの柱

 

①心をケアして整える

②生活リズムを整える

③適度な運動をし、体を整える

この3つについての詳細は、こちらで記載しております

 

 

 

症状の詳細と治療方法

(自律訓練法も効果的な方法の1つとされています)

POTSの治療

(体位性頻脈症候群などについての説明の詳細はこちらを参照してください)

失神の診断・治療ガイドライン

(専門的な知識を深めたい方はガイドラインを参照してください)

 

 

 

起立性調節障害のお子様への支援としての

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臨床心理士・公認心理師・ヨガ講師(RYT500およびキッズヨガ 、MBSR、アンガーマネジメントなど多数の研修資格を取得)の太田千瑞が

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