特別支援教育の中で活用できるキッズヨガクラス
私は、キッズヨガのクラスを
発達障害の子どもが利用する
・通級指導学級(特別支援教室)の小集団活動
・特別支援学級
・特別支援学校
・放課後等デイサービス
において、活用して欲しいという思いが強くあります
大きな集団の中で
- ヨガに参加することができない
- 動きを模倣することができない
- 大声を出したりパニックになる
- ヨガに用いるもので遊んだり投げたりする
そのようなこどもが多いクラスにおいて
担当される先生が楽しく行えて、
子どもたちが自然と成長できるようなクラスを
考えることが好きです
【おぼんde風船はこび】で伸ばそう!空間認知!
目的・ねらい:歩行と軽いものを運ぶという2つの行動を行う
用意するもの:風船、お盆、ロープ・紐・テープ(床に目印として用います)
必要な時間:15分(15分以上同じ遊びを繰り返すと”飽き”が生じます)
やり方:
1:子どもが歩けるスペースを確保します
場所によりますが、ロープや紐などで床に直線がわかりやすいようにします
2:おぼんに風船をのせてゆっくりまっすぐ歩く競争をします
3:なるべく風船を落とさないように工夫するようにします
落としてもOK
何度でも挑戦させましょう

【カラフルに飛ぼう!】で体幹と衝動性のコントロール
目的・ねらい:歩行と軽いものを運ぶという2つの行動を行う
用意するもの:ツイスターゲームのグッズ もしくは 4色以上の色の丸い用紙
音がなるベル、鈴、たいこ、カスタネット、タンバリンなど
必要な時間:15分(15分以上同じ遊びを繰り返すと”飽き”が生じます)
やり方:
1:子どもをチームごとに分けます
2:1人の子どもの周りに色ごとのカードを置く
ツイスターゲーム の青の丸だけがカードとなっているようなイメージです
参考:
このように どんな形でも良いので、
いくつか青、赤、緑・・・と用意して、その紙(段ボールやラミネートをして
強度を保つことも良いでしょう)の上にのれるようにします

<小さいサイズのフラフープなど、施設にあるものを使ってもOKです>

3:音楽もしくは鈴などの音を鳴らし、「赤!」「緑!」と
色の名称を言います。
4:子どもはそれに合わせて、ジャンプしてそのカードを踏みます
5:速いリズム、遅いリズムを組み合わせましょう
6:慣れてきたら「両手で赤!」「両足で緑!」と
難しくしても良いでしょう

アシスタントをお願いしよう!
しかし、理想は理想・・・
子どもたちの言動は予測不能
怪我をすることだってあります
なぜ、今、その動きをするの?
ということを衝動的にしたり、
部屋から出て行ったりすることもありました
そういう中でも、
自分の”目”をいくつもに増やして
インストラクションをし、
発達段階を見極めて、次のレッスンに
生かしていくことを
大切にしていました
人数が多いから・少ないから
あまり関係なかったようにも思いますが、
発達障害の児童生徒のみ、となると
アシスタントとの連携も重要です。
アシスタントの目的を明確にしよう
ただ子どもの横について、他の子どもへの暴言や暴力を
止めるだけでは、アシスタントの意味がありません
誰よりも行動を予測して、安全な環境を支えることが
アシスタントの役割です
その予測を主となる先生とアシスタントの先生が
必ず事前に打ち合わせしておくことが重要です
多忙な状況の中、ここを打ち合わせしていない現場が多く
せっかくのキッズヨガクラスが
ということにつながります。
一人で抱え込まず、大人の数を増やすこと、もしくは、1対1の個別ヨガクラスも
活用しながら、取り組んでいくことも一案です。
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学校のために、学校で生まれた。
Yoga Ed.の歴史は、
1999年、のサウスセントラル・ロス・アンジェルス・チャータースクールで始まりました。
ロス・アンジェルスの中でも犯罪、貧困、暴動が多い地域にあるこの特進校では、生徒たちが、学校の内外において、健全な生活を過ごすためのライフスキルを身につける必要性に迫られていました。
この必要性が、慈善家で、かつ自身も長年にわたりヨガを教えていたタラ・グーバーに強い影響を与え、この特進校にてYoga Ed.を生み出すことになったのです。学校の状況を効果的に改善させるべく、心身の健康維持の為のプログラムを立ち上げることに没頭するうちに、タラは、学校の健全性を高め、また、人生の困難に立ち向かえる術を、子どもたちに身につけさせるためのヨガカリキュラムを作り上げることの出来る、情熱を持ったヨガ教育者達のグループを発足しました。そのプログラムは、驚くべき成功を遂げました。
特進校の共同経営者であるケヴィン・スヴェッドは、「ヨガの効果に疑いの余地はない。我々の生徒は、心身の健康維持全体、つまり、身体、健康を意識する力、ストレス管理力、集中力、学校活動、他者への尊敬と自尊心の構築において改善が見られた。」と賞賛しました。「我々は、本校にて期待される高い達成感を保つために、ヨガは有効かつ価値ある要因であると考える。」
<Yoga.ed サイトより抜粋>