ヨガ思考

学校ヨガのこれから 教育におけるヨガの有用性と成長に合わせたプログラムの必要性について

中学校のヨガ授業においては東京オリンピック・パラリンピックに関係する予算での研究が引き続きできることが認められたため、来年も関わることになりました。

学校でヨガを行うことをはじめた頃は、

  • もっと頻度を多くできないか
  • 数回こなせば子どもたちもヨガのポーズを覚えてくれて、良いのではないか

と漠然と思っていました。ヨガインストラクターとして、ヨガをいかにたくさん子ども達にやってもらうか、ばかりです。

しかし今は、違います。

ヨガ以外にも、子どもたちに体験して欲しいと思うのです。

例えば車椅子バスケの体験やブラインドサッカーの体験など、ヨガ以外にも素晴らしい試みがたくさんあります。

そういった多様な体験を子どもたちには多く体験して欲しいと感じるのです。

だからヨガは1年に1回でも、学期に1回でも心に残るものであれば十分だと感じました。

教育課程にヨガを取り入れることは重要だと以前は考えていまして、「評価の仕方」「ヨガは体育の何に位置するのか?」と学んでいました。

でも今は一番はじめに感じたことに考えが戻っています。

それは「相談室と特別支援の児童生徒をメインしていく」ということ。

小学校においては、特に特別支援児童向けにヨガを取り入れるのがベストだと考えています。

中学校の体育の先生と話す中で、ヨガを非アクティブ生徒のための部活(サークル)はどうか、と思い当たりました。

放課後の部活でヨガをやる、部活といっても週に1回程度のものです。

部活動は放課後の居場所作りとしても、他学年の交流の場としても部活はとても重要です。

部活といえば額に汗して毎日取り組むというイメージがあります。

しかし毎日濃厚な時間を過ごしたりハードなスポーツはやりたくない子どももいます。

また部活動は運動に打ち込むだけでなく、部活の後のおしゃべりや学年を超えた人間関係の形勢としても子どもたちにとってとても重要な要素です。

親や先生に言えないことをたくさん話せる友達を部活動を通して作って欲しいですよね。

高校に至っては、部活の外部コーチとしてヨガを採用することがかなり効果的と感じました。

怪我の予防とメンタルの改善、それから監督と生徒との関係性の改善。

これについては、4月以降中学ラクビー部関係と高校柔道部にお邪魔しながら学んで行く予定です。

ストレッチの代わりに位置付けられたらと考えている先生もいるので、30分程度のヴィンヤサクラスが現実的ですかね。

つまり、小学校・中学校・高校という発達段階に合わせて学校の取り組み方にも差があるということです。

だから学校へヨガを提案するのプレゼン方法も違う、ということも同時に言えるでしょう。

中学高校に対しては、特に男性のヨガインストラクターが活躍して欲しいとも常に思っていいます。

男性インストラクターをご紹介できるので、私のご縁をどなたかにつないでいきたいなと感じています。

ヨガの目的と意図がしっかりしたものであり、伝えたいことがまとまっていないと学校の校長だけを口説いても意味がありません。

どうしたら教育におけるヨガの有用性をわかりやすく伝えることができるか、その辺りを追ってレポートするか、何か勉強会みたいなものをしたいな、と考えています。

もしご興味のある方いたら、アイディアください。

「ヨガとは何か」「ヨガの形」をずっと9年間模索してます。

そんな中実際の中学校でヨガを教えることができた3年間は濃厚であり、ヨガインストラクターとして大きな学びがありました。

あらためてこのご縁を繋いでくださった方にお礼を申し上げます。

学校×ヨガ

 

 

学校のために、学校で生まれた。

Yoga Ed.の歴史は、

1999年、のサウスセントラル・ロス・アンジェルス・チャータースクールで始まりました。

ロス・アンジェルスの中でも犯罪、貧困、暴動が多い地域にあるこの特進校では、生徒たちが、学校の内外において、健全な生活を過ごすためのライフスキルを身につける必要性に迫られていました。

この必要性が、慈善家で、かつ自身も長年にわたりヨガを教えていたタラ・グーバーに強い影響を与え、この特進校にてYoga Ed.を生み出すことになったのです。学校の状況を効果的に改善させるべく、心身の健康維持の為のプログラムを立ち上げることに没頭するうちに、タラは、学校の健全性を高め、また、人生の困難に立ち向かえる術を、子どもたちに身につけさせるためのヨガカリキュラムを作り上げることの出来る、情熱を持ったヨガ教育者達のグループを発足しました。そのプログラムは、驚くべき成功を遂げました。

特進校の共同経営者であるケヴィン・スヴェッドは、「ヨガの効果に疑いの余地はない。我々の生徒は、心身の健康維持全体、つまり、身体、健康を意識する力、ストレス管理力、集中力、学校活動、他者への尊敬と自尊心の構築において改善が見られた。」と賞賛しました。「我々は、本校にて期待される高い達成感を保つために、ヨガは有効かつ価値ある要因であると考える。」

 

<Yoga.ed サイトより抜粋>