ヨガニードラって?
まだまだヨガというと、「私は身体が硬いからできない」「若い人がやるものでしょ」
そんな声が聞こえてきます。
このようなヨガには興味があるけれど、やってみる勇気が出ない、初心者向けの運動が苦手な私でもできるものはないかしら・・・
という方にオススメなのが、「ヨガニードラ」なのです
ヨガニードラとは?
初めて聞く方も多いでしょう
ヨガニードラ、とはものすごく簡単にいうと「脳のヨガ」!
ヨガとタントラ哲学を基盤に生まれ、そして心理療法でも用いられている自律訓練法の方法を用いて、1時間の練習で4時間の睡眠に値するほどの高いリラクセーション効果があるものと言われています
特に、産後や看護師・介護福祉士など援助職の方にオススメで、怪我のある方や半身不随の方でも取り組めます(私の経験ですが、視覚障がいのある方、歩行困難で杖が必要な方、車椅子の方でもできるとっても優しいヨガだと思っています)
アメリカでは、トラウマの解消の方法としても用いられていて、いわゆるマインドフルネスの練習でもあります
無意識をヨガする??!!
ヨガニードラを体験した後は、言葉では絶対に表現できない心地よさを味わうこととなります
動きはほぼないのですが、頭の中が知らずのうちに整理され、
感覚器官が気持ちいいよりもさらに心地よい段階となり、
いわゆる無意識や潜在意識って本当にあるのかなあなんて思ってしまうほど、
脳のどこかが掃除されているような感覚になります
私は残念ながら爆睡してしまうことが多いのですが、それはいつも交感神経が優位すぎて
副交感神経をうまく使えていないから。
忙しい人こそ、ぜひ味わってほしい「無意識の脳の掃除」
ヨガニードラの構成
ヨガニードラは
仰向けで眠った状態
椅子に腰掛けた状態
ボルスターなどクッションを用いて身体が楽な姿勢

これらのいずれかで行います
<トラウマのある方は目をつぶったり、身体の状態によっては
圧迫感を感じるかもしれません
どうぞ無理のない体制を選んでください>
●導入部
マントラをゆっくり唱えたり、ここでヨガのポーズに取り組み、身体を温めることもします
緊張しやすい方も多いので、これから始まるヨガニードラの説明を丁寧に行います
●サンカルパ
sanとは最高の存在との繋がり
kalpaとは誓い
皆さんはすでにこの世にいて価値のある素晴らしい存在です
そんな皆さんが1人の人間として人生を歩んで行くために、何か
「自分が選んだ場所へ行く航路を選ぶ」ために”言葉”を唱えます
お願い事という意味合いもあります
サンカルパは始めはなかなか見つけられませんので、
導入部で一緒に相談して決めることもあります
「私は〜」という宣言のようなものでもあるし、
「ありがとう」という言葉の繰り返しかもしれません
●ボディスキャン
身体の部位に意識を向けていきます
手も親指から始めて小指までなど丁寧に自分の身体を見ていきます
いろいろな方法があるのでここでは割愛しますが、
脳みそや内臓のイメージを作っていくこともあり、
はじめは驚くような身体の部位への集中が感じられます
●呼吸の意識化
日頃、しているはずなのに忘れがちな呼吸を様々な呼吸法を使って意識していきます
●自律調節
いわゆる自律訓練法の一部、と考えていいと思います
暖かい/涼しい 軽い/重たい など 身体の部位を使って感覚を比較してみることから始めると良いでしょう
それが、自己調整力にもつながってきます
●イメージング
日の出や日の入りをイメージしてみると
その映像が浮かぶ方、海辺に行った旅行の記憶を思い出す方、色々だと思います
そこから感情の整理へと向かっていきます
●沈黙
これは本当に!!言葉で説明できないのですが、「沈黙がもたらす効果」は素晴らしいもので
ただそこに佇んでもらうことが大切になります
沈黙こそ素晴らしいマントラだという方もいます
●目覚め
ヨガニードラの世界と現実の世界をつなぎます
終わった後は水を飲む、会話をする、しっかり起切ることが大切です
ぼんやりしたままですと、心も身体も危ないので、しっかり目覚めてもらいます
お問い合わせも受け付けています
・「Yoga Nidra-a meditative practice for deep relaxation and healing」Richard Miller 著
・「脳と心の地形図」 リサ・カーター 著
・自律訓練法の実際–心身の健康のために」 佐々木雄二 著
・「人生を変えるトラウマ解放エクササイズ」 ディヴィッド・バーセリ 著
・・・and more
学校のために、学校で生まれた。
Yoga Ed.の歴史は、
1999年、のサウスセントラル・ロス・アンジェルス・チャータースクールで始まりました。
ロス・アンジェルスの中でも犯罪、貧困、暴動が多い地域にあるこの特進校では、生徒たちが、学校の内外において、健全な生活を過ごすためのライフスキルを身につける必要性に迫られていました。
この必要性が、慈善家で、かつ自身も長年にわたりヨガを教えていたタラ・グーバーに強い影響を与え、この特進校にてYoga Ed.を生み出すことになったのです。学校の状況を効果的に改善させるべく、心身の健康維持の為のプログラムを立ち上げることに没頭するうちに、タラは、学校の健全性を高め、また、人生の困難に立ち向かえる術を、子どもたちに身につけさせるためのヨガカリキュラムを作り上げることの出来る、情熱を持ったヨガ教育者達のグループを発足しました。そのプログラムは、驚くべき成功を遂げました。
特進校の共同経営者であるケヴィン・スヴェッドは、「ヨガの効果に疑いの余地はない。我々の生徒は、心身の健康維持全体、つまり、身体、健康を意識する力、ストレス管理力、集中力、学校活動、他者への尊敬と自尊心の構築において改善が見られた。」と賞賛しました。「我々は、本校にて期待される高い達成感を保つために、ヨガは有効かつ価値ある要因であると考える。」
<Yoga.ed サイトより抜粋>