発達障害児へキッズヨガ
発達障害のお子さんにキッズヨガ ?!と思われた方は
いらっしゃいませんでしょうか。
私はキッズヨガ には
- 感覚統合
- ソーシャルスキル
- ワーキングメモリ
を、育てると考えています
臨機応変が重要
発達障害のお子さんに限らず、
キッズヨガ は臨機応変さが大切です
予想の大きく上を超える行動を取るのが
子どもたちのパワーだからです
私はこれまでの経験から
キッズヨガのポーズを
流れに沿って行う、というよりも、
合間に折り紙で注意を引いたり、
その子どもがうつ伏せになろうとしたら
うつ伏せのポーズであるヨガのヘビのポーズを紹介して、
一緒にヘビの呼吸をしてみたり・・
こどもたちの動きに合わせて
こちらが動いていく
ということを重要視しています
あまりにも集団が落ち着かない場合には、
鬼ごっこといった
子どもたちが好きな遊びを取り入れて、
とにかく自由に走らせることを優先することもあります。
「え、それってヨガなの?」と思われる場面かもしれません。
しかし、私は、子どもたちの一見すると逸脱行動
ちょっと困ったなあという行動があったときこそ
キッズヨガ のあり方の醍醐味だと思っています
視覚支援はできるだけ必要
発達障害のお子様のみのグループですと
言葉だけの指示の理解が難しく、
イメージできないことや
先生の見本を見てポーズを真似することが
できるお子さんがいないため
”良いモデル”が少ない状態となります。
ヨガポーズの写真やイラスト、
イメージする動物の絵などがあると
子どもたちの理解が進んでいきます
一方で、
視覚的な支援がなくても
「どういうことば」で
「どういう指示」であれば一緒に行ってくれるのか?
「どういうポーズ」であれば一緒に行ってくれるのか?
この点を丁寧にみていくと
子どもたちの苦手なところや
伸ばしていきたいところが見えてくるばかりでなく、
ヨガに繰り返し触れることで
楽しい気持ちから
見本がなくても
できるようになったり
こっそり自宅で自主練してくれたりします
親子で楽しめるポーズ3つ
ヨガにはたくさんの素晴らしいポーズがありますが、
3つ、楽しそうに取り組んでくださったものをご紹介致します
木のポーズ
ピタッと止まることを続けることは
大人でも難しいバランスポーズです
特に発達障害のお子さんたちは苦手な様子が
目立ちました
しかし、それに挑戦することで集中力を保つ練習となります
指導者・講師はポーズを崩すことなく、ポーズを維持し、
「マットの中にいよう」
「足を動かさないようにしよう」
「お腹に力を入れよう」というように
体全体というよりは
体の一部や分かりやすい場所を1つ決めて
その部分を動かさないようにする
それを目標にすると
少しずつ上手になっていくと考えられます
シーソー(ペアで行う開脚)
子ども同士、もしくは親子で取り組むと
たくさんの笑顔に出会えるペアで行うポーズです
まるで、公園にあるシーソーのように
お互いの呼吸、タイミングに合わせて
動くことでチームワークの気持ちも育ててくれます
保護者の方の方が、
「あ、いててて」となる場面も
大きな笑い声とともに”難しいことにチャレンジする”
そんなメッセージを自然と届けられるポーズです
船のポーズ(1人から2人へ)
まずは、1人でチャレンジします
そのあとに、
ペアになって行うことで、
相手の動きの真似をする”模倣”という
学びの段階から楽しむことができます
その後、ポーズを完成させるために、
右、左、の感覚を身につけつつ、
「斜めの感覚」を身体で覚えさせていきます
このポーズはお互いの足裏同士を押し合うことで
うまくタイミングを合わせると
ポーズがかっこよくなり、完成形へと
つながります
できたときはとびっきりの笑顔!!
ヨガは挑戦することや協力することを
体で味わうことができます
お友だちと一緒にやれて楽しかった
そんな笑顔が増えていくことを
願って発達障害児のヨガクラスが
広まると嬉しいと思います
参考になればと思います
スペシャルニーズのお子様のためのキッズヨガ です

学校のために、学校で生まれた。
Yoga Ed.の歴史は、
1999年、のサウスセントラル・ロス・アンジェルス・チャータースクールで始まりました。
ロス・アンジェルスの中でも犯罪、貧困、暴動が多い地域にあるこの特進校では、生徒たちが、学校の内外において、健全な生活を過ごすためのライフスキルを身につける必要性に迫られていました。
この必要性が、慈善家で、かつ自身も長年にわたりヨガを教えていたタラ・グーバーに強い影響を与え、この特進校にてYoga Ed.を生み出すことになったのです。学校の状況を効果的に改善させるべく、心身の健康維持の為のプログラムを立ち上げることに没頭するうちに、タラは、学校の健全性を高め、また、人生の困難に立ち向かえる術を、子どもたちに身につけさせるためのヨガカリキュラムを作り上げることの出来る、情熱を持ったヨガ教育者達のグループを発足しました。そのプログラムは、驚くべき成功を遂げました。
特進校の共同経営者であるケヴィン・スヴェッドは、「ヨガの効果に疑いの余地はない。我々の生徒は、心身の健康維持全体、つまり、身体、健康を意識する力、ストレス管理力、集中力、学校活動、他者への尊敬と自尊心の構築において改善が見られた。」と賞賛しました。「我々は、本校にて期待される高い達成感を保つために、ヨガは有効かつ価値ある要因であると考える。」
<Yoga.ed サイトより抜粋>